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Intelのモバイル向け22nmアーキテクチャ、性能は「Atom」の3倍マイコン/プロセッサ

Intelが、モバイル向けの低消費電力アーキテクチャとして「Silvermont」を発表した。現行の「Atom」に比べて、最大で3倍の性能を実現しつつ、消費電力は1/5に抑えているという。

» 2013年05月07日 16時38分 公開
[EE Times Japan]
Silvermont

 Intelは2013年5月6日、22nmプロセスの3次元トライゲートトランジスタ技術を採用したSoC(System on Chip)の新しいアーキテクチャ「Silvermont」を発表した。モバイル向けの低消費電力アーキテクチャで、現行の「Atom」に比べて、最大で3倍の性能を実現しつつ、消費電力は1/5に抑えているという。スマートフォンやタブレット端末、マイクロサーバ、ネットワークインフラ、ストレージの他、エントリ向けのノートPCや車載インフォテインメントといった分野をターゲットとする。

 Intelによれば、「Silvermontは、アウトオブオーダー型の新しい方式の実行エンジンにより、クラス最高レベルのシングルスレッド性能を実現している。コアは、最大8コアまでスケーリングが可能だ。新しいアーキテクチャインストラクションにより、広い範囲の製品で、性能、仮想化、セキュリティの管理機能が向上するという。これらのインストラクションは、Intelの既存の64ビット製品をはじめ、既に機器にインストールされているIAソフトウェアをサポートする。

 Silvermontは、2013年後半に発売する予定の一連の22nmプロセス技術に基づく製品群の基盤となるものだ。新しいマイクロアーキテクチャによって、1W当たりの性能が向上し、これらの新製品を採用するコンピューティング機器でも性能と応答性の大幅な向上が期待できるとしている。

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