ルネサス、作田氏の会長兼CEO就任を正式発表:ビジネスニュース 企業動向
ルネサス エレクトロニクスは2013年5月9日、6月にオムロンの取締役会長を退任する作田久男氏が、代表取締役会長兼CEOに就任すると発表した。
ルネサス エレクトロニクスは2013年5月9日、6月にオムロンの取締役会長を退任する作田久男氏が、代表取締役会長兼CEO(最高経営責任者)に就任すると発表した。代表取締役社長の鶴丸哲哉氏は同月、代表取締役社長兼COO(最高執行責任者)に就任する。
作田氏は、1944年生まれの68歳。1968年にオムロン(当時:立石電機)に入社。オムロンの電子部品、車載部品事業の拡大に貢献するなどし、2003年に創業家出身者以外で初の社長に就任。2012年に会長に退き、2013年6月に会長を退任する予定となっていた。
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2012年、日本の半導体業界の話題を独占していたルネサス エレクトロニクスの業績不振と、状況打開のための経営再建策。結局、官民ファンドの産業革新機構と顧客企業8社から総額1500億円の出資を受けることで決着した。2013年は、富士通セミコンダクター、パナソニックとのSoC事業統合に向けた動きが再び活発化しそうだ。
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