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ノキアがAndroid端末を発表、「次の10億人を結び付ける」MWC 2014

ノキアは「Mobile World Congress(MWC 2014)」で、Androidスマートフォンを発表した。価格は122〜150米ドル。同社のStephen Elop氏は、「これまで10億人の人々を結び付けてきたが、新しいAndroid端末で“次の10億人”を結び付けたい」と語っている。

» 2014年02月25日 11時47分 公開
[Junko Yoshida,EE Times]

 Nokiaは、スペイン バルセロナで開催中の「Mobile World Congress(MWC 2014)」において、同社初のAndroidスマートフォン「Nokia X」を正式に発表した。

 「Nokia X」「Nokia X+」「Nokia XL」の3機種があり、価格帯は122〜150米ドルである。Nokiaはシェアの巻き返しを図るべく、これらのAndroid端末に望みを託している。

 同社のDevices&Services担当バイスプレジデントを務めるStephen Elop氏は、プレスリリースの中で、「Nokiaはこれまで世界の10億人の人々を結び付けた。今日発表したポートフォリオは、“次の10億人”を結び付けるためのものだ」と述べている。

 だが、Nokiaの目標が“次の10億人”にあるとすると、122米ドルというNokia Xは、25米ドルで登場する予定のFirefox OSのスマートフォンに対抗できるのだろうか。投入が遅れた分、NokiaのAndroid端末は短命に終わってしまう可能性もある。

 発表されたAndroid端末3種は、いずれもQualcommのデュアルコアプロセッサ「Snapdragon」を搭載していて、デュアルSIM対応の製品だ。

 Nokia Xは、4インチのディスプレイと、3Mピクセルのカメラ、512MバイトのRAMを搭載している。アジア太平洋地域、欧州、インド、南米、中東、アフリカでまもなく発売される予定だ。Nokia X+は、メモリ容量が768Mバイトである以外はNokia Xと仕様がほぼ同じだ。Nokia XLは、ディスプレイが5インチで、2Mピクセルのフロントカメラ、5Mピクセルの背面カメラを搭載している。

 Microsoftは、Nokiaの携帯電話事業部の買収を数週間のうちに完了するとみられているが、その後、Nokia Xシリーズをどの程度重要視するかについては、懐疑的な見方がある。

「Nokia XL」の外観

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