ルネサス、早期退職応募は696人:ビジネスニュース 企業動向
ルネサス エレクトロニクスは2014年3月19日、子会社を含む生産部門の従業員(約1万人)を対象にした早期退職優遇制度に対し、696人の応募があったと発表した。
ルネサス エレクトロニクスは2014年3月19日、子会社を含む生産部門の従業員を対象にした早期退職優遇制度の実施結果をまとめ、696人の応募があったと発表した。
今回の早期退職者募集は2014年2月19日に発表した生産部門再編策の一環で、生産本部および生産本部管轄の子会社の従業員約1万人を対象に、定数を定めず無制限で早期退職者を募っていた(関連記事:ルネサス、生産部門を再編――1万人対象に無制限の希望退職募集)。
募集期間は、2月28日から3月7日の約1週間で、696人の応募があった。退職日は、2014年3月31日で、退職者には、通常の退職金とは別に特別加算金が支給される。
今回の早期退職優遇制度実施に伴う特別損失額は、約30億円で、2014年3月期第4四半期に計上する予定。今回の早期退職による人件費抑制額は、年間約50億円程度と見込んでいる。
- 検証 ルネサス再建〜2013年下半期〜
間もなく幕を閉じようとしている2013年。国内半導体業界の2013年を振り返れば、やはり国内半導体メーカーの象徴といえるルネサス エレクトロニクス(以下、ルネサス)の話題は欠かすことはできない。2010年4月の発足以来、“再建”の宿命を背負い続けるルネサスの2013年下半期(7〜12月)を振り返る。
- ルネサス、初の四半期最終黒字と四半期最高営業益を達成――2013年10〜12月期
ルネサス エレクトロニクスは2014年3月期第3四半期(2013年10〜12月)、2010年4月の発足以来、初めて四半期ベースで最終黒字を達成した。CFOの柴田英利氏は、「これまでの構造改革が、一定の成果を上げている」とした。
- ルネサス、生産部門を再編――1万人対象に無制限の希望退職募集
ルネサス エレクトロニクスは2014年2月19日、生産部門を2つの子会社に集約する再編策と再編に伴う早期退職優遇制度実施を発表した。早期退職の対象者は生産部門再編の影響が及ぶ約1万人で、募集人員数は「定めていない」(ルネサス)とし無制限となっている。
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