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サムスン、量子ドットディスプレイ発表か――米国で「サムスン QDOT TV」の商標出願ディスプレイ技術

サムスン電子が2014年8月28日に、サムスン電子は米国特許商標庁に「サムスンQDOT TV」という商品名の商標登録を出願していたことが分かった。量子ドットディスプレイの商品化に先駆けての措置のようだ。

» 2014年09月03日 15時35分 公開

 サムスン電子が量子ドットディスプレイの発売または販売開始に向けた動きを加速させている。2014年8月28日に、サムスン電子は米国特許商標庁に「サムスンQDOT TV」という商品名の商標登録を出願していたことが分かった。

 今回の商標登録出願は、有機ELディスプレイと並ぶ“次世代ディスプレイ”とされる量子ドットディスプレイの商品化に先駆けての措置のようだ。業界の一部では、2014年9月5日に開幕するドイツの家電展示会「IFA 2014」でこの「サムスンQDOT TV」が公開されるだろうとの臆測が浮上しているが、サムスンはそれを否定している。

 量子ドットディスプレイは、天然色に近い画面を再現することができる。ここで使われる量子ドットとは、物質が数ナノメートル単位で縮小する時、電気的/光学的に性質が変化する半導体ナノ粒子を指す。量子ドット自体が発光物質の役割をすることもできるが、量子ドット物質をフィルムに適用すれば、液晶ディスプレイの色再現性を大幅に引き上げることができるとされる。

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【翻訳/編集:EE Times Japan】

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