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“ソフトで設計できる”モジュール式計測器、数百チャンネルのデータもナノ秒レベルで同期テスト/計測(2/2 ページ)

» 2013年07月12日 15時07分 公開
[村尾麻悠子,EE Times Japan]
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 組み込み制御/監視システムには、「RIO(Reconfigurable I/O:再構成可能I/O)」が適している。RIOは、リアルタイムプロセッサ、FPGA、I/Oから成る。FPGAは、PXIのようにLabVIEWでプログラミングできるようになっていて、「組み込み技術者でなくても、簡単に組み込みシステムを構築できる」(日本NI)点が、他社製品との大きな違いだという。

 RIOは、ナノ秒レベルの緻密なモーター制御を得意とする。そのため、日本NIとしては工業用機械の制御や監視を重点的なターゲット分野の1つとしている。ただし、こういった分野では、「PLC(プログラマブルロジックコントローラ)を使うのが一般的になっているので、新たな制御システムの導入には抵抗感があるようだ」(同社)という。

 だが、工業用機械が進歩するにつれて、より繊細な制御を必要とする場合が多くなっていて、それに対応できるようなカスタム基板を作成するか、それとも高価なPLCを購入するか、という判断に迫られることもある。日本NIは、「このような時に、これまでラダー言語でプログラミングを行ったことしかないエンジニアにとって、(グラフィックスで直感的に設計ができる)LabVIEWが役に立つのではないか」と主張する。

左は「cRIO-9074」、右は、リアルタイムプロセッサ、FPGA、I/Oを単一基板上に統合したボード(クリックで拡大)
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