パナソニックシステムネットワークは、防災情報連携プッシュ型パーソナルサイネージシステムを発表した。防災・災害情報から生活情報まで、家庭に設置されたテレビにプッシュ型で情報を表示させることが可能なシステムである。
パナソニックシステムネットワークのシステムソリューションズジャパンカンパニーは2014年9月、防災情報連携プッシュ型パーソナルサイネージシステムを発表した。防災・災害情報から生活情報まで、家庭に設置されたテレビにプッシュ型で情報を表示させることができる。2014年12月よりオンプレミス型で提供を始め、2015年春よりクラウドサービスでの提供も開始する予定である。
防災情報連携プッシュ型パーソナルサイネージシステムは、国や自治体より発表される防災や災害情報、行政サービスや防犯に関するお知らせ、民間サービス会社が提供するさまざまな情報コンテンツなどを一元管理し、家庭にあるテレビ(HDMI-CEC対応製品)にプッシュ型で自動表示させたり、音声放送したりすることができるシステムである。テレビが電源オフの状態や、別の番組を視聴している場合でも、緊急時には強制的に情報を表示させることができるという。
この他、Lアラート(公共情報コモンズ)とのシステム連携で、消防庁が配信する「国民保護情報」や、気象庁が発表する「防災気象情報」の配信なども、J-ALERTのサブルートとして活用することが可能である。さらに、テレビへの情報表示に加えて、スマートフォンやタブレット端末に対しても、プッシュ型で情報配信可能な連携サービスを構築することができるという。
さらに、今回開発したシステムをベースに、無線センサーネットワークやデジタルサイネージシステムなどと連携することによって、安心・安全な街づくりを可能にする情報配信システムの開発を進めていく計画である。
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