ルネサスは、産業機器や家電機器向けに、「RXファミリ」や「RL78ファミリ」などのMCUをベースとした、「デバイスソリューション」や「キットソリューション」を提供してきた。「ハードウェアチューニングが必要となる用途や顧客に対しては、引き続きこれらのソリューションを提供していく。今回のRenesas Synergyプラットフォームは、アプリケーション・サービスレイヤーに強みのある企業や、マイコンなどを使った経験があまりなく、設計リソースや開発時間に制約がある企業に提案していく」(中沢氏)方針だ。このため、Renesas Synergy MCUをデバイス単体で提供する予定はないという。
なお、Renesas Synergyプラットフォームの発売は2015年12月を予定している。価格は未定。製品の詳細情報は2015年10月に米国で開催予定の「DevConアメリカ」で明らかにする。
ルネサス作田会長「無事、取りあえず生き残れた」――成長は後任に委ねる
2014年 車載半導体シェア、ルネサスが首位を維持
クルマよりも規模の大きい“ルネサスの屋台骨・汎用事業”の戦略
ルネサス、2015年度内にSOTB採用マイコンを製品化へ――消費電力1/10以下、0.4V駆動品も可能にCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
記事ランキング