FPGAを搭載したソフトウェア設計型の高性能コントローラCompactRIOには、新cDAQと同様に4スロットの小型製品「NI cRIO-9030」「NI cRIO-9031」「NI cRIO-9033」「NI cRIO-9034」の4機種が加わった。Intel Atomデュアルコアプロセッサ(1.33GHz)、Xilinx Kintex-7 FPGA(cRIO-9130/9031は70T、cRIO-9033は130T、cRIO-9034では325T)を搭載し、OSはWindows Embedded 7または「NI Linux Real-Time」のいずれかを選択できる。開発は同時に発表されている「LabVIEW 2014」で行える。
これらプロセッサとFPGAの強化に加えて、DisplayPortにディスプレイを接続すれば組み込まれたユーザーインタフェースが表示できるため別途表示用インタフェースが不要だ。USBまたはギガビットイーサネット Visionカメラを接続すれば画像入力機能を直接アプリケーションに組み込め、FPGAを高性能ビジョンコプロセッサとして利用できるといった機能も強化されている。またcRIO-9031/9033/9034は動作温度が−40〜70℃に広がっている(cRIO-9030は−20〜55℃)。
価格はcRIO-9030が37万5000円から、cRIO-9031が50万円から、cRIO-9033が68万8000円からとなっている。なお、cRIO-9034のみ発売は2014年秋の予定で、価格は現時点で未定。さらに今回のcRIO新製品と同等の性能を備えた8スロット版の製品を2014年内にリリースする予定としている。
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