Avago TechnologiesによるBroadcomの買収が完了し、2016年2月1日(シンガポール時間)から新生Broadcomが誕生しました。CEO(最高経営責任者)を務めるHock Tan氏は、中核事業について検討すべく、約24の既存事業を利益部門と不採算部門に分類。一部の事業を廃止することで、コスト削減策を進めていくといいます。
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不正会計問題などにより経営不振に陥る東芝ですが、唯一国内企業で10位以内にランクインする企業でもあります。2016年7月には64層の3次元構造NAND型フラッシュメモリのサンプル出荷を開始し、新たな製造拠点の建設スケジュールなども発表。NAND型フラッシュメモリによる東芝の復活に期待が掛かります。
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モバイル端末向けのターンキー・ソリューションで名を上げたファブレス半導体メーカーのMediaTek。次に狙う分野として、IoTと自動車を挙げます。特に、2016年11月には自動車市場へ本格参入することを発表しており、ADAS(先進運転支援システム)とミリ波レーダー、インフォテインメントシステム、テレマティクスの4つの分野について、基本的なソフトウェアを含めたソリューションとして展開していくといいます。
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半導体メーカーではないAppleですが、大きな存在感をみせています。2016年9月に発表した「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」「Apple Watch Series 2」「AirPods」では、同社にとって初となる無線SoCをはじめ、新型チップを3品種も搭載しているようです。
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経営危機を脱し、成長フェーズへと移るルネサス エレクトロニクス。2016年9月には、米国の半導体メーカーIntersil(インターシル)を買収したことでも大きな話題となりました。車載向けマイコンおよびSoCで「世界ナンバーワン」のシェアを誇る同社。2015年の車載半導体市場のシェアこそNXP Semiconductors(NXPセミコンダクターズ)に首位の座を明け渡しましたが、今後の展開にも目が離せません。
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