ハンドル型キーボード「TREWGrip」を使えば、モバイル端末やスマートテレビに変わった方法でタイピング入力できる。TREWGripは、QWERTY配列のフルキーボードが、左右に分かれて90度回転した形でついている。左右両側を握って、タイピングする。CESでTREWGripを体験した人の中には、TREWGripの形状や入力方法に戸惑いを覚える人もいたが、開発企業であるTREWGripは、「TREWGripは座っていても、立っていても、歩きながらでも簡単に入力できる形状だ」と述べている。
ハンドルグリップは取り外し可能で、ユーザーの手の大きさや好みに応じて他のサイズや種類のグリップに交換できる。キーボード前面には、キー入力した文字がライトアップされるため、入力した文字を視覚的に確認することもできる。
Pacific Cycleは、MapQuestと共同開発した、自転車向けのガイダンスシステム「CycleNav」を披露した。価格が60米ドルのBluetooth対応機器をハンドルに取り付け、スマートフォン/タブレット端末にインストールした無料の地図と連携させるシステムである。ナビゲーションだけでなく走行距離や消費カロリーも表示してくれる。
CycleNavは、ルートからそれた場合や曲がる場合に、LEDの矢印か音声で知らせてくれる。
フランスのBeeWiは、Bluetoothを採用した小型ロボットを発表した。このロボットは、スマートフォンやタブレット端末のアプリで遠隔操作して、ロボット同士を戦わせたり、標的を撃ったりして遊ぶ。ロボットは黒と白の2タイプを用意する。
ロボットの目の部分に搭載された赤外線銃で、他のロボットやBeeWi製の戦車、ヘリコプターを攻撃する。
Cloverは、Androidベースのキャッシュレジスターを展示した。このレジは、店内の全ての商品に即座にアクセスできて、売り上げをリアルタイムで確認することが可能だ。売り上げの状況によって、価格を素早く変更することもできるという。AndroidスマートフォンのようなUI(ユーザーインタフェース)なので、スマートフォンの扱いに慣れている従業員のトレーニングも楽だ。サードパーティも、このレジ向けにさまざまなアプリを開発できる。高速でレシートを印字できるプリンタも備えている。ただし、外見だけは、レジの隣に飾ってあったレトロな旧式レジにはかなわないかもしれない。
【翻訳:青山麻由子、滝本麻貴、田中留美、編集:EE Times Japan】
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