Electric Impは、このIoTメモリカードを2012年6月末までに開発者向けに発売する予定だ。価格は、前述の通り25米ドルに設定する。さらに同社は、小型ボードにメモリカード用ソケットとIDチップ、電源回路などをまとめた開発キットも10米ドル程度で提供する計画だ。
同社はこれらを消費者向け機器の開発者向けに用意しているが、学生や趣味として楽しみたいユーザーも購入できるようにする。「アジアと米国で消費者向け機器を手掛ける複数の企業が、先行して評価を進めているところだ。趣味として楽しむユーザーも、ぜひ使って感想を教えてほしい」(Fiennes氏)。
同氏によると、Electric ImpのIoTメモリカード用スロットを備える消費者向け機器は2012年のクリスマスプレゼントの時期に市場に出回るようになる見通しだ。それに向けたIoTメモリカードの量産準備も進めており、中国に生産ラインを立ち上げる。ここでも、同氏がApple時代にスマートフォンで培った人脈と経験が生きるという。
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