展示と並行して行われる講演/セミナーイベントも充実する。
TECHNO-FRONTIERの20周年を記念し、久々に基調講演(有償)が復活する。富士通取締役兼富士通研究所社長の佐相秀幸氏、本田技術研究所常務執行役員の大津啓司氏、富士フイルム常務執行役員の戸田雄三氏の3人が、開催テーマでもある「世界最強の製品を目指して」をテーマに講演を行う。「日本を代表する各分野のトップ企業の製品技術開発戦略が一度に聞ける貴重な場としてぜひ活用してほしい」(日本能率協会)。
特別講演会としては、デモコーナーを展開する「ロボティクス技術」「ワイヤレス給電技術」を取り上げる。デモコーナーと特別講演を連動させることで、より技術動向を理解してもらおうという試みだ。なお、特別講演会やセミナーは無償だが、事前登録が必要。「ワイヤレス給電技術、ロボティクス技術に関しては、既に多くの参加登録があり、早めの登録をオススメする」と呼びかける。
他にセミナーでは、より専門的な情報を提供する「対策技術・設計支援ソリューションセミナー」も行う。ウェアラブル機器設計やワイヤレス給電のノイズ対策といった旬の話題をはじめ、若手技術者などを対象にした要素技術基礎セミナーも実施する。
これら展示/セミナーが予定されるTECHNO-FRONTIER 2014の開催規模は前年を上回り、出展者数約500社、来場者数約32000人が見込まれている。
主催の日本能率協会では、「トップランナー基準や次世代パワーデバイスなどへの関心の高まりもあり、来場者数に関しては、過去最高水準となる見込み。毎回、多くの来場があるエンジニアの皆さんに加えて、今回はぜひ、購買担当者さんなどの幅広い層の来場を募りたい。日本国内の企業のみならず、海外に本社を置く企業も出展者の3割程度を占める予定。マルチベンダーの採用が進む中、国内外の企業がそろうTECHNO-FRONTIER 2014を新たなベンダーの発掘のきっかけとして活用してほしい」と呼びかけている。
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