タイミング製品も大別して3種類ある。クロックを分配するICやクロック発振器、およびジッタ減衰器などである。特に、「水晶発振器(VO)や電圧制御型水晶発振器(VCXO)については、位相ジッタが200fsや400fsなど、低い製品に限って事業を展開する」(Chittipeddi氏)方針だ。
パワーマネジメント製品については、特定分野にフォーカスして独自の電源IC事業を展開している。1つは拡張性を備えたパワーマネジメントIC(PMIC)である。外部にDPU(ディストリビュートパワーユニット)と呼ぶ拡張デバイスを接続するだけで、5V単位で出力を増やすことができるという。もう1つが、ワイヤレス給電システムに向けたトランシーバ/レシーバ用ICである。同社はワイヤレス給電の推進団体である「WPC」や「A4WP」のボードメンバーでもある。
「既に、LG電子の携帯電話機に採用されている。インテルとも共同で製品開発を行っているところだ」(Chittipeddi氏)と話す。これ以外にも、米国のマリオットホテルやスターバックス、家具メーカーなどで、ワイヤレス給電システムの導入が進んでいることを明らかにした。
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