中国半導体メーカーのTsinghua UniGroupが、Micron Technologyに、230億米ドル(約2兆8290億円)で買収を持ちかけているという。米Wall Street Journalが報じた。
Keysight Technologiesが、チップセットの評価を行うソフトウェアを手掛ける英国のAniteを6億600万米ドル(750億円)で買収する。モバイル機器のテスト装置の世界市場で、25%以上のシェアを占めるとみられている。
Intelが、スマートグラスやヘッドアップディスプレイ(HUD)を手掛けるRecon Instrumentsを買収した。このところIntelは、スマートウオッチやスマートグラス関連の技術提携や買収が増えている。
Cypress Semiconductorは2015年6月、スマートフォンなどモバイル機器向けタッチパネル制御IC事業を米半導体メーカーに売却すると発表した。家電、車載機器向けタッチパネル制御IC事業はCypressが継続して行う。
Intelにとって過去最大規模となったAlteraの買収。x86プロセッサとFPGAを統合することで、新しい製品の開発や、これまでにない分野を狙える可能性はある。Alteraにとっては、Xilinxからシェアを奪うきっかけになるかもしれない。一方で、今後AlteraとのビジネスにIntelが絡んでくることに不安を抱く既存顧客が、Xilinxを頼るようになるのではないかと見るアナリストもいる。
NXP Semiconductorsは、中国・国有投資グループの子会社「JianGuang Asset Management」(JAC Capital)に対して、RFパワー事業を18億米ドル(約2245億円)で売却することで合意した。
IntelがAlteraを167億米ドル(約2兆円)で買収する。2015年4月には、買収の交渉が決裂したと報じられたが、その後、合意にこぎつけたようだ。
Avago Technologies(アバゴ・テクノロジー)が、Broadcom(ブロードコム)を、370億米ドル(約4.6兆円)で買収する。ただし買収後の社名はBroadcomが継承されるという。両社の取締役会は既に全会一致でこの買収を承認していて、取引は2016年3月末までに完了する見込み。
Appleが、カメラアレイを手掛けるイスラエルのLinX Computational Imagingを買収したことが分かった。LinXは、マルチアパーチャ機構を採用したカメラモジュールを開発していて、これが次期「iPhone」に搭載されれば、一眼レフ並みのダイナミックレンジや色再現性を実現できる可能性もあるという。
Philips(フィリップス)が、LED部品と車載用照明事業を技術系投資コンソーシアムGo Scale Capitalに売却する。これによってPhilipsは、医療と一部の家電事業に注力するという、シンプルな構造になる。
OKIは2015年3月31日、子会社のOKIプリンテッドサーキットが、横河電機のプリント配線板生産と基板実装の拠点である横河マニュファクチャリング青梅事業所(東京都青梅市)を同年4月1日付で取得すると発表した。これにより、OKIプリンテッドサーキットはプリント配線板生産能力を20%拡大させる。
米Wall Street Journalなど複数の米国メディアは、インテル(Intel)が、PLD大手のアルテラ(Altera)を買収する方向で交渉に入ったと関係筋の話を引用して報じた。
Microsemiが、Vitesse Semiconductorを買収する。Vitesseの産業用イーサネット技術を生かして、競合他社では入っていけないニッチな分野を狙うと見られている。ただし、プロセッサのアーキテクチャは、MicrosemiがARMを、VitesseがMIPSを採用していて、両社では近いうちに“MIPS対ARM”の構図になるのではないかと予想される。
NXP Semiconductorsが、Freescale Semiconductorを118億米ドル(約1.4兆円)で買収する。取引の完了は2015年下半期。これにより、時価総額400億米ドル(約4.8兆円)以上、売上高100億米ドル以上の巨大企業が誕生することになる。
インテル(Intel)は、宅内通信機器(CPE)で強みを持つドイツのLantiqを買収する。スマートゲートウェイ事業を強化することが目的だ。インテルは、モノのインターネット(IoT)市場に注力するという戦略を、着々と実行しているようである。
インフィニオン テクノロジーズ(Infineon Technologies)は、インターナショナル・レクティファイアー(IR)の買収を完了した。
ヤマハは、2015年10月にも半導体生産子会社のヤマハ鹿児島セミコンダクタを、半導体受託製造専門企業のフェニテックセミコンダクターに譲渡する。
メガチップスは2014年10月、シリコン材料を使うMEMSタイミングデバイスを手掛けるSiTimeを買収すると発表した。2014年11月末までにSiTimeの全株式を取得し、完全子会社化する。買収額は2億米ドルで、全て現金で支払う。
Qualcomm(クアルコム)は、Bluetooth技術を手掛ける英国のCSRを16億英ポンド(2700億円)で買収することで両社が合意したと発表した。CSRには、Microchip Technologyも買収案を提示していた。
シナプティクスは、ルネサスエスピードライバ(以下、RSP)の買収を完了した。新生シナプティクスは、スマートフォン、タブレット端末、ノートPCに続く新たな領域として、車載システム向けの事業を強化していく方針を明らかにした。
パイオニアは2014年9月16日、ホームAV事業をオンキヨーと事業統合するとともに、DJ機器事業を米国の投資ファンドに譲渡して、カーエレクトロニクス事業に集中するとの事業方針を発表した。
村田製作所は2014年8月23日、スマートフォン向けRF(高周波)スイッチなどを手掛けるPeregrine Semiconductor(以下、Peregrine)を買収すると発表した。買収額は4億7100万米ドル(約490億円)としている。
インフィニオン テクノロジーズが、インターナショナル・レクティファイアー(IR)を現金約30億米ドルで買収すると発表した。買収は2014年後半あるいは2015年初頭に完了する見込みである。
スイスのu-blox(ユー・ブロックス)は、産業機器向けWi-Fi用ベースバンドIPを開発するギリシャのAntcorを買収した。買収額は520万ユーロ(630万スイスフラン)。
ウシオ電機は2014年8月6日、子会社のウシオオプトセミコンダクターが、米Oclaro(オクラロ)の子会社である日本オクラロの産業用、民生用レーザー/LED事業を買収すると発表した。
PALTEKは2014年6月、サイミックスより半導体事業とMEMS事業を譲り受けることで合意した。PALTEKは6月10日に設立した新会社でこれらの事業を引き継ぐ。事業譲渡日は6月30日の予定。
シナプティクスは2014年6月11日、ルネサスエスピードライバ(RSP)買収に伴う会見を都内で開催し、買収に至った経緯や買収の狙いなどを説明した。またRSP社長の工藤郁夫氏も会見に同席し、「ルネサスとは目指す方向性が違った」とシナプティクスに売却が決まった理由などを語った。
シナプティクスは2014年6月10日(米国時間)、ルネサスエスピードライバ(以下、ルネサスSP)の全発行済み株式を取得し、買収すると発表した。2014年10〜12月に買収を完了させる予定で、買収金額は約485億円としている。
オン・セミコンダクターは、高性能イメージセンサーを手掛けるトゥルーセンス・イメージングの買収を発表した。
ルネサス エレクトロニクスは2014年4月2日、中小型液晶ドライバ事業を行うルネサスエスピードライバの保有株式について譲渡を含めたさまざまな検討を行っていると明らかにした。売却先としては、アップルの名前が挙がっている。
NECは2014年3月24日、中国の万向集団(Wanxiang Group)の傘下の電池メーカー・A123 Systems(A123システムズ)の蓄電システム事業の買収に関する会見を開き、蓄電システム事業規模を2020年に1000億円規模へと引き上げる方針を明らかにした。
Qualcommは、モバイル関連特許のポートフォリオを強化する策として、Hewlett-Packard(HP)が保有する大量のモバイル関連特許を買収したと発表した。
ルネサス エレクトロニクス(以下、ルネサス)は2014年01月29日、子会社ルネサス山形セミコンダクタの鶴岡工場(12インチウエハー製造工場)をソニーの完全子会社に譲渡することで合意したと発表した。
インテルが、IPテレビ事業をVerizon Communicationsに売却する。Verizon Communicationsは、光ファイバブロードバンドサービス「FiOS」にインテルのIPテレビ向け技術を利用するとしている。
スマートサーモスタットなどの製品で知られるNest Labsを、Googleが32億米ドルで買収する。これは、Googleがスマートホーム市場に本気で参入するという意思の表れだろう。
アバゴ・テクノロジー(Avago Technologies)が、LSI Corporationを66億米ドルで買収すると発表した。両社には重複する製品群が少なく、この買収によってアバゴは、通信分野向けの製品ラインアップの拡充を図ることができる。
東芝は、OCZ Technology(以下、OCZ)と同社のSSD事業に関する資産譲渡契約を2013年12月2日(米国時間)に締結したと発表した。
富士通とその子会社富士通セミコンダクター(FSL)は2013年11月28日、Transphorm(トランスフォーム)と窒化ガリウム(GaN)パワーデバイス事業を統合すると発表した。
InvenSenseは、Analog DevicesのMEMSマイクロフォン事業部門を1億米ドルの現金で買収すると発表した。InvenSenseは今回の買収により、MEMSマイクロフォンビジネスの早期立ち上げを狙う。
ルネサス エレクトロニクスは、清算予定だったルネサス モバイルの海外子会社2社とLTEモデム技術資産をブロードコムに譲渡すると発表した。譲渡額は約164億円。
マイクロソフトが、ノキアを54.4億ユーロで買収する。Windowsスマートフォン「Lumia」でシェア巻き返しを図っていたノキア。だが、Lumiaは再生の決め手にはならず、従業員を削減するなど苦境に陥っていた。
2013年以降、半導体業界ではいくつかの大きな買収が完了した。最もインパクトの強い事例の1つはMicron Technologyによるエルピーダメモリの買収だろう。今回は、エルピーダを含め、2013年7月までに買収が完了あるいは発表された事例を紹介する。
Intel(インテル)が2013年7月に、富士通セミコンダクター(以下、富士通セミコン)の携帯電話機向けRFトランシーバIC(RFIC)事業を買収していたことが明らかになった。
Spansion(スパンション)は2013年8月2日付で、富士通セミコンダクターのマイコン・アナログ半導体事業の買収を完了したと発表した。
Samsung Electronicsは、米国のパワー半導体メーカーに4ビット/8ビットマイコン事業を売却した。モバイル事業に注力するための戦略だという。
経営の悪化により、合弁解消が決まっていたST-Ericsson。同社のモバイル機器向けGPS事業をIntelが買収するという。Intelは、モバイル機器向けチップ市場でのシェア拡大に向け、着々と手を打っているようだ。
Amazonは、エレクトロウェッティング(液滴駆動)ディスプレイの開発を手掛けるオランダのLiquavistaを買収した。Liquavistaは、Samsung Electronicsの子会社だった。Amazonは、「Kindle Fire」をはじめとするフルカラー版電子書籍リーダー端末や、その他の民生機器の開発に本腰を入れるとみられている。
東芝は、中国の半導体後工程製造拠点を台湾のAdvanced Semiconductor Engineering(ASE)の子会社に売却すると発表した。アナログIC事業の収益強化が目的だという。
Spansionの社長兼CEOのJohn Kispert氏は、富士通のマイコン/アナログ半導体事業買収について会見し、フラッシュメモリ、マイコン、アナログ半導体を融合させ、車載、産業機器、民生機器分野でのビジネスを拡大させる方針を示した。
東芝は、米国のLED照明機器メーカーから、「GaN on Silicon技術」を含む白色LEDチップ開発関連資産の買収を発表した。白色LEDの低コスト化やGaNパワー半導体実現に欠かせないGaN on Silicon技術を手に入れ、ディスクリート半導体事業の強化を急ぐ。
Cadence Design Systems(ケイデンス)は、IP(Intellectual Property)ベンダーのTensilica(テンシリカ)を約3億8000万米ドル(約366億円)で買収する。
高速シリアルインタフェースの開発に使うハイエンドオシロで定評があるLeCroyを、分析計器などを手掛けるTeledyne Technologiesが買収する。電子計測器の分野では近年、大手コングロマリットのDanaherがFlukeとTektronix、Keithleyを次々と買収する動きもあった。
JFEホールディングスは、液晶パネルや通信機器、事務機器などの応用分野に向けたASICを手掛ける100%子会社の川崎マイクロエレクトロニクスの全株式をメガチップスに譲渡する。メガチップスは大阪に本社を置くファブレス半導体ベンダー。6月下旬までに取引を終える予定で、川崎マイクロは同社の完全子会社になる。