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スマートの先にある“次の何か”を明示する――主催者が語るCEATEC 2014CEATEC 2014 開催直前情報(2/2 ページ)

» 2014年09月19日 10時00分 公開
[竹本達哉,EE Times Japan]
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理解度、満足度を高めるプログラム

EETJ 基調講演など今回のコンファレンスプログラムの内容はいかがですか。

菊嶋氏 今回は新たな試みとして、毎日、幾つかのテーマを取り上げ、そのテーマに応じたカンファレンスを集中して行うプログラム構成にした。NEXTイノベーションプラザのオープンステージも含めて、より効率的に情報を提供し、来場者の理解度、満足度を高めたいと考えている。

 取り上げるテーマは、NEXTイノベーションプラザと同じ8つのテーマであり、それぞれのテーマの最新動向や展望が把握できるようなプログラムの構成となっているだろう。もちろん、登壇者はIT/エレクトロニクス業界だけでなく、さまざまな産業から招く点も今回の特長の1つだろう。

日本を代表する産業として、日本の方向性も指し示す

EETJ 今回からは、行政機関との連携も新たに行うそうですね。

菊嶋氏 IT/エレクトロニクス産業は日本を代表する産業であり、日本の目指す方向性を打ち出す必要性があると考え、これまで以上に関係省庁との連携を強めている。

 今回は、経済産業省とベンチャーエリア展示で連携している他、総務省との連携で「第5世代移動通信システム国際ワークショップ2014」を開催できることになった。

継続的に情報発信力を高める

EETJ テレビなどコンシューマ機器の展示会としてのイメージが強かったCEATECも近年、その役割が変わってきているように思えます。CEATECを運営される側として、どのような展示会を目指しているのですか。

菊嶋氏 繰り返しになるが、IT/エレクトロニクス産業は他産業と融合しながら新しい技術を生み出しつつある。そうした新しい形で生まれる最先端技術を1つに束ねて紹介し、強いてはIT/エレクトロニクス産業をPRする場がCEATECだ。運営側としては、より情報発信力を高めて、来場すれば必ず新しいことを知ってもらえる展示会であることを国内外に認知させていきたい。

 特に、最も来場していただきたいエンジニアに向けて、CEATECは総花的な展示会ではなく、今後のビジネスにつながる情報がある場として認識してもらい、活用してもらいたいと思っている。

 そのためにも情報発信力の強化が欠かせない。開催日ごとにテーマを設定したコンファレンスプログラムやオープンステージもその1例であり、それ以外にもCEATEC 2014では新たな試みを用意している。例えば、モビリティやウェアラブル、ヘルスケアといったテーマごとに最先端技術を展示するブースを回る技術者向けのガイドツアーを計画している。また、海外への情報発信としては、各出展企業の展示の様子を動画撮影し、オンラインで配信するサービスなども予定しており、会期中だけにこだわらず、さまざまな情報発信力の強化に向けた企画を実施していきたい。

CEATEC JAPAN 2014特集

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