2011年に過去最高の売上高を達成したIntel。同社の経営陣の報酬も、一部を除き、2010年に比べて増加したようだ。
Intelが米国の証券取引委員会(SEC:Securities and Exchange Commission)に提出した申告書によると、同社でCEO(最高経営責任者)を務めるPaul Otellini氏への2011年の報酬総額は、1749万1900米ドルで、2010年の1565万2500米ドルから11.75%増になったという。
2011年におけるOtellini氏の基本給は、前年比10%増となる110万米ドルだった。同氏はこの基本給に加え、730万米ドル相当の株式、180万米ドル相当のストックオプション、そしてインセンティブ報酬640万米ドルを受け取った。
SECに提出された申告書には、Otellini氏以外の役員の報酬も掲載されている。
Intelの取締役会でバイスチェアマンを務めるAndy Bryant氏は、2011年に724万6300米ドルを受け取ったが、2010年の845万1100米ドルからは減額となった。Bryant氏の基本給は72万米ドルで、前年比で46%増加したものの、株式報酬や奨励給は2010年より下がっている。
CFO(最高財務責任者)を務めるStacy Smith氏の2011年の報酬総額は前年比20%増となる638万7600米ドルで、基本給は前年比33%増の63万5000米ドルだった。
一方、マイクロプロセッサ部門のゼネラルマネジャーで、チーフプロダクトオフィサーも務めるDavid Perlmutter氏の報酬はカットされたようだ。同氏の2010年の報酬総額は715万9300万米ドルだったが、2011年はわずかに減額し708万2400米ドルとなった。
【翻訳:青山麻由子、編集:EE Times Japan】
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