「EE Times Japan×EDN Japan 統合電子版」の2013年1月号を発行しました。Cover Storyの「2013年 注目のパイオニア&テクノロジ」の他、Design Featureの「低振幅・低周波のセンサー出力を扱う、アナログ信号調節の最新テクニック」、Tear Downの「新iPad用プロセッサ『A6X』の詳細判明」、New Technologyの「どんな姿にも変形できる極小ロボット」など、幅広い話題を掲載しました。
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EE Timesが選んだ、2013年に“エレクトロニクスの世界を変える”10の技術と人物を紹介する。
2013年 注目のパイオニア&テクノロジ(パイオニア編):この10人がエレクトロニクス業界を変える
人工知能、ロボット、化学、センシング技術――。日進月歩のエレクトロニクス分野を、さらに大きく変える可能性を秘めた10人紹介する。
2013年 注目のパイオニア&テクノロジ(テクノロジ編):ネットワーク社会はさらなる進化へ
ここで取り上げる10の技術の中には、家電向けの新たなユーザーインタフェースや半導体製品向けのバーチャル試作ツールなど、さまざまなものが含まれている。多種多様ではあるものの、それぞれが対象とする分野にイノベーションをもたらすという点では違いはない。
低振幅・低周波のセンサー出力を扱う、アナログ信号調節の最新テクニック
新iPad用プロセッサ「A6X」の詳細判明、4コアGPUで性能を増強
どんな姿にも変形できる極小ロボット、タンパク質に着想を得てMITが開発
オペアンプICのPSRR特性を補強! 電源ノイズ耐性を高めるフィルタ回路
エンジニアはロックスター!!
ロックスターを崇拝し、アスリートの雄姿に胸を躍らせ、華やかなセレブリティに心をときめかせる……。しかし、本当に称賛に値するのは、ただひたむきに夢の実現に取り組み続ける、エンジニアではないでしょうか。エンジニアこそ、私たちが生きている世界に夢や感動をもたらす真のクリエイターなのです。
これは、EE Times Japanを2005年6月に創刊する際に使ったプロモーションビデオの冒頭に流れるナレーションです。もともと米国のEE Timesがプロモーション用に制作したもので、エレクトロニクスのエンジニアを“ロックスター”のように崇拝と称賛の対象たる存在と位置づけており、EE Timesの使命は彼らの想像力を駆り立てるインスピレーションを提供することだと打ち出しています。
私はこのビデオの日本語化に携わったのですが、このメッセージに強く共感したことを鮮明に覚えています。振り返れば私自身、新卒で勤めた機器メーカーでエンジニアとして働き、まさにロックスターのようにきらめく才能の先輩や同期に出会いました。その後、エンジニアを周囲からサポートする側にまわろうと編集記者の仕事に就いたのです。
あのビデオを作ってからしばらく時間がたちました。世の中は大きく変わり、エレクトロニクスのエンジニアを取り巻く環境も劇的に変化しています。しかしEE Timesにとって、そして何より私にとって、彼らがロックスターのような存在であることは当時と全く変わりません。今もなお、あのビデオの中で表現したように、表舞台に立って称賛を浴びることが少ない“静かなる英雄たち”であり続けているエンジニアに、これからも大きな拍手を送り続けていきます。(薩川格広)
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